飲料水がつくられるしくみ

ぼくたちは蛇口をひねると、いつでも水を飲むことができるよね?
みんなは水道から出てくる水がどうやってつくられているか知ってるかな?
じつは水道の水は、山にふった雨や雪からできているんだよ。
今日はみんながいつも飲んでる水ができるしくみを説明するよ。
まずは水道から出てくる水が、どこからきているか見てみよう!

浄水場では、川などから取り入れた水を、きれいにして、安心して飲んでもらえる水道水をつくります。
ポンプ場には、浄水場からおくられてきた水をためておきます。時間ごとに変わる水道使用量にあわせて、調整しています。
ポンプ場から送り出された水は地下にある配水管を通りみんなの家や学校にある蛇口に届きます。



川やダムからの原水を取り入れ、水の中のゴミなどを取り除きます。
取水地から流れてきた原水の量を調整します。
原水中の土・砂・ゴミなどを沈ませ取り除きます。
砂や砂利の層で。水をこしてきれいにします。
塩素を入れて消毒し、安全な水にします。
きれいになった水を溜めておきます。

わたしたちの家や学校の蛇口に水が届くまでには、こんなにたくさんのところを通っているのね!
ミネラルウォーターの検査項目は18項目なのに、水道水の検査項目は50項目もあるんだよ!
だから安全な水をみんなに届けることができるんだね!


最近では高度浄水処理という新しい水の処理方法も行われているんだよ!今までよりもさらにきれいな水をみんなに届けることができるんだ!
高度浄水処理は「オゾン処理」と「生物活性炭吸着処理」という処理方法を使うことにより、安全でおいしい水をつくっているんだよ!


イヤなニオイと味の原因物質を取り除いてるから、今までよりもにおわなくておいしい、透明できれいな水を飲むことができるのね!

ぼくたちが飲んでいる水をつくるのはこれだけ大変なことなんだね!
ぼくたちが水をよごしてしまうと、飲み水をつくるのは、今よりももっともっと大変な仕事になってしまいそう!
水をよごさないようにすることは、ぼくたちの飲み水を守ることでもあるんだね!